とびひ
■ 「とびひ」の本当の病名は、伝染性膿痂疹(デンセンセイノウカシン)です。

■ 原因は黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの、人の皮膚に住んでいる化膿菌です。温かくてじめじめした夏が大好きな菌達です。爪の間や、不潔なところは大好きですが、日光や、乾燥した所は苦手です。

■ 健康な皮膚は細菌には抵抗力があります。あせもや、湿疹や、虫刺されや、すりきず等で傷ついた皮膚に細菌がつくと「とびひ」になります。

■ 「とびひ」はポリポリと掻くことによって、あたかも飛火のように広がって行きます。「とびひ」の広がって行く場所は、手の届きやすい鼻のまわりや、おしりや、腋の下や、足や、手などです。

■ 「とびひ」が広がらないようにするには、とにかく掻きむしらないことが肝心です。爪は、日頃から短く切っておきましょう。

■ とびひの始まりは、さまざまな大きさの「みずぶくれ」です。みずぶくれの中には白く濁った膿が貯っていて、すぐに破れてじゅくじゅくとした湿疹になります。

■ 「とびひ」は接触感染します。きゃっきゃっとじゃれあったり、とびひを掻きむしった爪で相手を傷つけたりすると感染します。

とびひの治し方

□ とびひを治すには、面倒くさがらずにこまめに皮膚を清潔に保つことが大事です。

@   こまめにシャワーを浴びる。
A   消毒する。
B   消毒液が乾くまで待つ。
C   抗生物質の軟膏を塗る。

 @→A→B→Cを、1日に2〜3回繰り返します。

□ とびひが全身に広がっているときには、

@ 消毒する。 
A シャワーで消毒薬を洗い流す。
B 軟膏を塗る。

  @→A→Bの、順番の方がよいでしょう。

□ 抗生物質の内服もします。

□ 最近のとびひは、抗生物質が効きにくい「耐性菌」が原因になっていることが多いようです。45日間、薬を飲んでも治らないときには、もう一度、来院してください。

□ 病変が広範囲の場合や、発熱などの全身症状があるときは、園や学校は休みましょう。きちんと治療して、とびひの出来ている皮膚が、お友達に直接触れないように被ってあれば、通園や通学はかまいません。

□ 皮膚がジュクジュクしている間は、プールは中止です。                                  2009/07/15

Sasaki Children's Clinic