日本脳炎のワクチン
新ワクチン
平成21年6月に新ワクチンが認可・発売されました。
当院でも、新たに接種を開始する方には、新ワクチンを使用しています。
旧ワクチンは平成22年3月9日で終了しました。
第1期はすべて新ワクチンで接種します。
平成22年8月27日から第2期(9歳〜12歳)の接種が再開されました。
この時期に不足分の接種を補足して定期接種として打つことができます。
中止になった理由
平成16年日本脳炎ワクチン接種後に重症の急性散在性脊髄炎(ADEM)が発症しました。
ADEMはウイルス感染の合併するまれな病気で、頭痛、発熱、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状がでます。
ADEMの90%は自然と治りますが、10%程度に後遺症が残ることがあります。
ADEMは日本脳炎ワクチン接種100万回から200万回に1回起こる可能性があります。
後遺症の残るようなADEMはさらに1000万回から2000万回に1回程度の確率です。
再開した方が良いと考える理由
2005年に中止してから、2006年に小児の症例が報告されたから。
定期接種として無料で受けられる年齢を超えてしまうから。
2年間以上中止していると、再び日本脳炎の流行が起こる危険性があるから。
地球温暖化に伴い、蚊の発生が多くなる危険性があるから。
三重県や静岡県の豚の80%以上が日本脳炎のウイルスに感染しているから。
愛知県では豚の検査をしていないから。
日本以外のアジア諸国では日本脳炎が流行しているから。
日本脳炎の発症
1966年には2017例の日本脳炎が発症して、783名が亡くなった。
予防接種が普及してから
1972年以降は100例以下となった。
1992年以降は10例以下となった。
2005年に一時中止状態となってから、2006年久しくなかった子ども(3歳)の日本脳炎が報告された
豚と日本脳炎ウイルス
全国の20県で豚の80%以上が日本脳炎ウイルス陽性です。
愛知県の近所では三重県と静岡県です。
全国の14県では検査すら行っていません。
残念ながら愛知県は危険な県に隣接しているにもかかわらず検査を行っていません。