Sasaki Children's Clinic

 クリニックの待合室にはテレビやビデオは置いてありません。

 診療を待つ時間は、家庭で忘れかけていた親子の絆を取り戻す大切な時です。

 携帯電話やゲームは忘れて、ゆったりと過ごしてください。

 少し退屈になったら本棚からお気に入りの絵本を取り出して、
  読み聞かせてあげてください。

 これからの子どもたちには、
  今まで私たちが経験したことのないような大きなメデイアの波が待ちかまえています。
  波を乗り越えていくためには
  自分で感じて、考えて、想像して、伝える、自分自身の母語を育んでいくことが大切です。

 赤ちゃんの体が健康に育つのにたっぷりの栄養が必要であるように、
  赤ちゃんの母語を育むためにはたっぷりの愛情とあなた自身が語りかける言葉が必要です。
  母語が出来上がる前の子どもたちにとって、テレビやビデオの音声は言葉ではありません。

 赤ちゃんに絵本を読み聞かせると

 はじめは数分間も興味を示してくれませんが

 繰り返しているうちに

 いつか

 絵本の世界に入っていきます。

 本を開くと聞こえてくる声、

 思い出す光景、

 におい、

 肌の思い出。

 絵本は最小限の言葉と絵で出来ています。
  一度に伝えられることや、伝えることのできる相手の数も限られています。
  だからこそ、読み合う二人の時間がとても濃密になるのです。
  赤ちゃんを頬ずりしたり、抱きしめたりするように、
  おだやかな言葉で愛撫することもとても大切なことだと思います。