■ 子どもの主な内服薬は粉薬(コナグスリ)です。
■ 粉薬は1回分をよく洗った手のひらや小さな皿に移して、水で湿らせたお母さんの指先で薬をペースト状にして、指でなめさせるか、赤ちゃんのほっぺの内側に塗り付けてみてください。
■ 乳児は味覚があまり発達していないので、結構にがい薬も飲んでくれます。2歳くらいになると薬を飲ませるのが大変になります。
■ そのままで飲んでくれない時には、ジュース、ヨーグルト、アイスクリームに混ぜてみましょう。それでもだめなら、ジャムやチョコレートシロップも試してみましょう。
■ 飲ませる前には、味見を忘れないように!組み合わせが悪いと、苦みが強くなることがあります。
■ ミルクに薬を溶くのは勧められません。ミルクは赤ちゃんの大事な食事です。薬のおかげでミルク嫌いになったら困ります。
■ チョコレートアイスなどのお気に入りの混ぜものが決まったら、日頃は与えないで「お薬を飲む時だけね」と約束するとよいでしょう。
■ シロップ剤は飲みやすくて、子どもも好きですが、1回の量があいまいになったり、子どもが間違えて一気に飲みほしたりします。
■ 水薬は1回分を別の容器に移すか、スポイドを利用して量を間違えないように飲みましょう。
■ シロップは飲むけれど、粉薬は苦手な子どもには、飲む直前にシロップと粉薬をミックスしてスポイドで口の中に流し込んでみましょう。
■ 水薬は、子どもがジュースと間違えて飲まないように、冷蔵庫の手の届かないところに保管しましょう。
■ まだ母乳やミルクしか飲まない赤ちゃんや、子どもが食事を食べないときにも、こどもの薬は決められた回数飲ませてください。
■ 「うちの子は、くすりがだめなのです」とあきらめる前に、いろんな工夫をしてみて下さい。