尿を調べてみるといろんなことがわかります。おむつをしている赤ちゃんでは採尿バッグを貼り付けて尿を採集します。
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尿検査の見方
■ 潜血(正常の尿では(-)です。)
尿の中に出てきた血液の成分です。血尿の原因は、腎炎、膀胱炎、尿道炎などがありますが、風邪を引いたり、体調の悪いときに一時的出ることもあります。体調が良くなったときに、もう一度検査をして消えていれば心配ありません。
■ ビリルビン(正常の尿では(-)です。)
肝臓が悪いときに出ます。
■ ウロビリノーゲン
(正常の尿でも少しでることがあります。)
強い陽性のときには肝臓が悪い可能性があります。
■ ケトン(正常の尿では(-)です。)
水分が不足して脱水症状の時に陽性になります。
■ 糖(正常の尿では(-)です。)
糖尿病で陽性になります。点滴の後、食後、甘いジュースを飲んだ後には出ることもあります。
■ 蛋白(正常の尿では(-)です。)
腎炎、ネフローゼ、膀胱炎などで陽性になります。
高熱のときや、運動の後、長く立っていた後などには出ることもあります。
具合が良くなってから、もう一度調べて消えていれば心配ありません。
■ 細菌(正常の尿では(-)です。)
膀胱炎、尿道炎、外陰炎などで出ます。尿を採集してから時間が経っていたり、外陰部が汚れているときには出ることもあります。
■ 白血球(正常の尿では(-)です。)
膀胱炎、尿道炎、外陰炎などで出ます。女の子や、外陰部が汚れているときには出ることもあります。
■ pH(尿の酸性、アルカリ度の値です。)
■ 比重(尿の濃さの値です。)